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産学連携によるブランディング考察

2021年6月13日

投稿者: 北垣和彦

大学におけるブランドについて

ブランドとは、ある商品やサービスを他と区別するためのあらゆる概念の事を示しています。

大阪工業大学を事例にして説明してみましょう。

大阪工業大学の提供サービスは大学教育です。

大阪工業大学の顧客は学生さんです。

大阪工業大学のサービス提供は教職員によってなされますが、顧客である学生さんとあらゆる接点が存在しています。

授業やセミナーといった接点では、大阪工業大学は実践的な教育を実施しています。

そうしていると在学生のみならず、卒業生を含め口コミ等で「大阪工業大学は実践的な教育に取り組んでいる」というイメージが長年に渡り構築されて行きます。

又、大阪工業大学は就職の面倒見が良く就職率の高い大学ですので、「大阪工業大学は就職率の高い大学である」というイメージも構築されています。

大学のような教育機関は急になくなってしまうと在校生や卒業生が困るので、継続性が重視され、結果として歴史ある大学が多く、一般的な企業と比較しても、社会における大学の認知度は高いと言えます。

大学としては持続的な発展を目指して、大学ブランド構築は、大学経営の最重要課題の一つに当たります。

 

産学連携によるブランド力向上のシナジー効果への期待企業

ブランド戦略が重要であるという点は、企業も大学と同様です。

産学連携の重要性が叫ばれて久しですが、現在の所、共同研究等の産学連携は研究ベースの連携に留まっています。

私としては、企業と大学がよりWIN-WINな関係を構築できるように双方のブランドがシナジー効果で高まるような産学連携を進めていくべきであると考えております。

そのためには、個別での共同研究契約を締結だけでなく、包括的な産学連携にも取り組んで行くべきでしょう。

例えば、大阪工業大学と企業様が包括連携契約を締結して頂ければ、大阪工業大学は工科系大学ですので、企業の次のようなイメージのブランド向上につながるものと確信しています。

  • 実務的・実用的
  • まじめ
  • 堅牢
  • 先端
  • その他

 

大阪工業大学ではURAも産学連携のミッションを担っているのですが、ぜひ企業との共同でのブランド構築にも取り組んでいきたいと思っております。

興味ある企業の方々は、お気軽にお声がけ下さい。

大阪工業大学

研究支援・社会連携センター

シニアURA

北垣和彦

 

 

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