生産スケジュール改善サイクルの開発
生産スケジュール改善サイクルは、ロット分割を段階的に進めることにより、段取り回数の増加を抑えつつ良好なスケジュールを得るための仕組みである。ロット分割は、生産スケジュール改善のための有効な手法の一つであるが、分割によってロット数が増えることになる。その結果として、総段取り時間が増加するだけではなく生産統制を複雑にしてしまう。このサイクルは四つのフェーズから構成され、受け入れ可能な生産スケジュールが得られるまで繰り返す。多目的最適化も可能である。
ニヒリズム(この世界は生きるに値しないという世界観)の克服をテーマに、主にフランクル(V.E.Frankl,1905-1997)の意味の思想の研究を行っている。ユダヤ人であるフランクルは、強制収容所の体験記『夜と霧』によって世界的に有名であるが、精神科医としてニヒリズムの克服を一生のテーマとし続けた人物である。全体像が見えづらく断片的な印象を与えるフランクルの思想を、哲学の立場から体系化し、理解を深め、そこからニヒリズムを克服しうる理論を明確にすることを目的としている。
論文
「V.E.フランクルにおける‘Bei-sein’の概念について」(2002)『倫理学研究』32集p.134-144.
「フランクルの「幸福追求のパラドックスの図」の解釈」(2018)『大阪河﨑リハビリテーション大学紀要』第12巻p.15-26.
「滝沢克己とフランクル - 意味と超意味をめぐって」(2021)『大阪工業大学紀要』66(1)p.19-35.
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