年をとっても同じまちで!
-高齢者の地域継続居住支援-
住み続けてきた街で、高齢期にも健康に生活を継続できることは誰しもが望むことである。そのためには特定のだれかに負担が集中したり、補助金頼みの支援では持続的な支援とならない。こうした前提で、1.高齢者の外出支援のための道路沿い私有地へのベンチの設置、2.介護保険外・訪問型日常生活支援の広域・越境提供の研究、などを進めています。中でも1.では2021年度国土交通省令和3年度(第15回)バリアフリー化推進功労者大臣表彰、京都景観賞、景観づくり活動部門:市長賞(令和2・3年度)、日本都市計画学会関西支部、関西まちづくり賞: 奨励賞などを受賞しており、2019年にはロンドンで Urban Design for Elderly Pedestriansと題した事例報告もしています( UCL-Japan Grand Challenges Symposium “Research Development and Innovative Knowledge Transfer to Super-ageing Society”, JANET Forum 2019, 2019.11.5, Embassy of Japan in the UK)。また、2023年度から同じ主旨の他地域の活動と連携を始めており、『まちのベンチ』情報交流会を9/30に京都教育大学で開催する。
論文
「京都市中心市街地における高齢者向け歩行休憩用のベンチ設置場所の選択」(2014)吉田哲『日本建築学会計画系論文集』79(701)p.1583-1591.
「中心市街地における歩行休憩用のベンチの高齢者による感性評価」(2015)吉田哲『日本建築学会計画系論文集』80(717)p.2577-2586.