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研究テーマ
IT・IoT・AI・ロボティクス人文学
学科の分類
情報科学部情報メディア学科

自己修正力を促すヒント提示型のAI支援英語ライティング学習

情報科学部

情報メディア学科

計量言語学研究室

中西淳 講師

AI(人工知能)英語教育学習支援システム

AI支援英語ライティング学習システム(ATLaS)は、英語ライティング学習において段階的なヒントを提示するシステムです。AIが誤りを特定し、直接的な訂正案ではなく問いかけ型のヒントを提示することで学習者の思考を促し、自己修正力を育成します。「翻訳フィードバックモード」による個別指導の支援と、「エラー検索モード」による協働学習の促進を両立し、教員の負担軽減と学習効果の向上を実現することを目指しています。

AI支援英語ライティング学習システム(ATLaS)の開発

外国語ライティングでは、本来、教員が一人ひとりに詳細なフィードバックを行うことが理想です。しかし、クラス規模や時間の制約から個別指導には限界があります。自動添削システムや生成AIによる支援は普及しつつありますが、訂正結果のみを提示するだけでは、学習者が自ら考えて修正する力(自己修正力)の育成につながりにくいという課題があります。
この課題に対し、本研究ではAI支援英語ライティング学習システム(ATLaS: AI-assisted Translation Learning and Search)を開発しました。直接的な訂正結果を提示するのではなく、学習者が自ら修正するためのヒントを段階的に提示し、学習者の自己修正力を高めることを目的としています。ATLaSは「翻訳フィードバックモード」と「エラー検索モード」の2つから構成されます。

翻訳フィードバックモード

翻訳フィードバックモードでは、学習者が日本語原文とその英訳を入力すると、AIが重要度の高い誤りを最大10件特定し、英訳文中に番号付きのエラーマーカーを付与します。提示するのは直接的な答えではなく、日本語による問いかけ型のヒントです。

たとえば、時制の誤りであれば「この文章の時制は合っていますか?」や、冠詞の誤りであれば「〜の前に冠詞は必要ですか?」など、検討すべき観点へと導きます。学習者がヒントを基に修正した後、画面には日本語による解説が提示され、具体例や対比を用いて修正の根拠を確認できます。

エラー検索モード

エラー検索モードでは、「翻訳フィードバック」の際に了承を得た学習者の誤用データ(匿名化済み)にアクセスできます。これらの誤用データは、応用言語学でよく用いられる分類枠組み(語彙的エラー、統語的エラーなど)に沿って整理・保存されています。

学習者がエラータイプと提示件数を指定して検索すると、選択したエラータイプの誤訳例と、日本語原文、修正例、詳細解説が指定した数だけランダムに提示されます。これにより、他者の誤用事例から学ぶ協働学習が促進され、様々なエラータイプとその事例を探索してメタ言語意識を高めることが可能になります。

今後の展望

教育現場での実装に向けては、AIによる局所的な言語エラーだけでなく、教員による内容・構成などに対するフィードバックを組み合わせるハイブリッド型のフィードバックが不可欠となります。これにより、学習者の行動的・認知的関与が高まり、ライティング→フィードバック→修正のサイクルを通じた継続的な成長を支援します。

研究者INFO: 情報科学部 情報メディア学科 計量言語学研究室 中西淳 講師

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中西 淳

大規模言語モデルが切り拓く新しい語彙学習法

現在、外国語学習者向けの語彙選択問題の自動生成・評価システム(CAVES)を開発しています。CAVESは、語彙の使い分けトレーニングに特化した学習支援システムです。大規模言語モデルを活用しており、GPTによる無限の問題生成と学習者レベルに合わせた調整、BERTによる確率に基づいた詳細な採点が特徴です。システムの使用方法は簡単で、単語選択、難易度設定、問題生成、解答、評価の流れで進みます。今後の精度向上により、語学学習の効率化と個別化が期待されています。

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宮本 俊幸

交互方向乗数法を用いた分散スケジューリング

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「その人らしさ」の表現を目指す

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鎌倉 良成

シミュレーションによる半導体デバイスの解析・設計支援技術

[概要] コンピュータシミュレーションを用いて、半導体素子の特性を解析する研究を行っています。ナノ~マイクロメートルスケールにおける電子や原子、あるいは熱の挙動を独自開発した粒子シミュレータで高精度に予測し、より高性能で信頼性の高い半導体素子設計に役立てることを目指しています。

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大塚 生子

日常会話における差別の(再)生産について

「ヘイトスピーチ」という語はこれまで、街宣活動やオンラインの掲示板などで不特定多数の人々に向けて発せられる、特定のアイデンティティを有する人々への差別的言語行動に対して用いられてきた。しかし、偏見や差別が人々の日常会話において談話を通して(再)構築されることを鑑み、本研究では個人間会話というミクロレベルでの差別の実践を問題とする。本研究では実際の会話の談話分析を通し、日常会話における差別は、「差別は悪である」という社会通念・規範よりも、相手との人間関係を良好に保つという相互行為上の規範が優先されるために起こるということを論じた。

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横山 恵理

「古典×IT」で未来の学びを創出

画像コンテンツを用いて効果的な学習を支援するアプリケーションを開発した。提示された画像の細部を意識しつつ、ゲーム感覚で学習できる三つの機能を実現している。①一枚の画像ファイルをピースに分割して元の絵に戻すパズル機能。アノテーション機能も付与している。②画像(絵画資料)上に付箋を貼ることで、データ管理ができる。複数人の遠隔操作でも画面共有することが可能。③複数の画像を表示し、関係の深いものをマッチングする神経衰弱ゲーム。画像提示枚数の変化によって出題難易度を変更することも可能。いずれも遠隔授業に対応している。

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疋田 泰章

ホログラフィック原理による宇宙創生の研究

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中西 真悟

セカンダリーの貴金属比が奏でる数理情報デザイン

セカンダリーの貴金属比を類似比と読み替えてお楽しみください.黄金比とピタゴラスの定理を魅了させるケプラー三角形に、一般化されたフィボナッチ数列を応用した新たな貴金属比の類似比の魅力を提案しました。発表後に定義式には第2類似比がカッパー比、第3類似比がニッケル比と1990年代後半に命名されていたことがわかったのですが、命名者も際立った数学的・芸術的魅力は言及しませんでした。一方で、従来の貴金属比の第4貴金属比にもカッパー比、第5貴金属比にもニッケル比が記載されることがあり、名称の由来や情報とその信憑性に確信を持てませんでした。したがって、発表時のコンセプトの通りに従来の第2貴金属比である白銀比、第3貴金属比である青銅比を基準に対比しながら今回の発表を公開して、ご閲覧いただく皆様のご意見を聴くことにしました。科学・技術ならびに芸術の世界に役立つ発展に繋がれば嬉しいです。ところで、白銀比に必要な直角二等辺三角形と、ペル数列の代わりにヤコブスタール数列を活用した貴金属比の類似比には、従来の貴金属比とは導出こそ異なるけれども、とても美しい数理と芸術の可能性が隠されていました。貴金属比の類似比の幾何学的特徴を調べながら、有名な数学者の功績を加えて調和させていくと、その美に魅せられます。下記は、提案から1年間の成果のギャラリーです。ご堪能ください。

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酒井 恵子

順序関係分析の理論と方法に関する検討

順序関係分析(酒井・Yanagida・松居・戸田, 2018)は,心理測定尺度の尺度項目間の順序構造を樹状図により表現する,項目分析の一手法である。分析にはRプログラム“SSRA” (Yanagida & Sakai, 2016)を利用できる。ある心理特性を測る尺度項目間の連続した順序構造(シークエンス)に着目することで, その特性が低い場合・中程度の場合・高い場合にそれぞれどのような特徴が出現するか,すなわちその特性の「意味」(「〇〇特性」とは何であるか)を明らかにすることができる。

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