RESEARCH TITLE 【2023年度研究PJ】ヒト神経筋オルガノイド創成プロジェクト

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RESEARCHER研究者リスト

研究代表者工学部 総合人間学系教室中村 友浩 教授

研究分担者

工学部 生命工学科藤里 俊哉 教授

研究分担者

工学部 機械工学科横山 奨 講師

外部協力者

東海大学 医学部大友 麻子 講師

OVERVIEW研究課題の概要

昨今、筋萎縮予防・改善を目的とした機能性食品や新薬の開発が活発化している効果検証は動物実験が中心となっており、倫理的な問題や定量性・開発期間・コスト面の問題から動物代替評価デバイスが求められている。これに対し、申請者らは既に収縮力も評価可能なin Vitro のマウス3次元培養筋OITem(Osaka Institute of Technology:Tissue engineered muscle)の開発に成功しており、その成果を基にヒトiPS由来の運動神経オルガノイドと接合させたヒト神経筋オルガノイドの創生を目指すことを目的とする。

REASON課題実施の根拠

ヒト神経筋オルガノイドが創成されれば、特にロコモ予防事業による医療費削減効果に興味があるOrgan on a chip市場やin vitro toxicology testing市場を中心とした創薬、および機能性食品業界に社会実装可能である。また、近年、動物福祉やアニマルフリーの気運の高まりから、動物代替手法の導入が企業ニーズとして求められている。ヒト神経筋オルガノイドの創成によって平面培養で検討できなかった実験が可能となり、生体筋で未解明であった新たな知見が創出される可能性を秘めており、前臨床モデルとしても実用化の新規性や有用性が非常に高いことが期待できる。

EFFECT期待効果

期待される研究成果

本プロジェクトでは組織工学およびマイクロ流体力学に精通した本学工学研究者を中心にして培養デバイスを完成し、ヒト神経や骨格筋細胞培養に精通した東海大学医学部講師を協力者として遂行するために複数の学術領域で世界的な論文および研究発表が期待できる。また、良質な神経筋オルガノイド培養プラットフォームが完成できれば非常に独自性の高いモデルが創出され、特許出願に繋がることも期待できる。

期待される知財の成果

2022年度学内GAPファンドを主体として、ヒトiPS神経細胞の培養および神経筋培養デバイスのプロトタイプ作製に成功した。大工大独自の他分野工学的技術を医学部の協力で遂行することで今までにない新しいブランドイメージや特許を創出できることが期待できる。

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