バイオマス由来化合物の高付加価値化合物への電気化学変換のための電極触媒の開発
医薬品やプラスチックス原料など、我々の身の回りの有用な化学物質の合成には、酸化還元反応が多用されている。しかし、酸化還元反応には、大量のエネルギーを投じて(CO2を排出して)生産された酸化還元剤が使い捨てで用いられている。これに対して電気化学反応では、太陽光発電や風力発電で得られた電気エネルギーを用いて酸化還元反応を行うことが可能になる。我々は、バイオマスなどの持続的に得ることのできる原料を、電気化学的な酸化還元反応により、有用な化学物質に変換するための触媒を開発することで、“持続可能なものづくり”を目指している。