成人バレエ受講者の足部の発達および障害の発生状況
近年、「大人のバレエ」と称して、健康増進を目的として初めてバレエを受講する成人女性の数が増加してる。しかし、バレエは広い可動域を要するため、本来は幼少期からトレーニングを行うことを前提に構築された舞踊である。そのため、バレエが要する柔軟性を有さない成人がバレエを行うと、身体に負荷をかけ障害発生に繋がる可能性が指摘されている。また、バレエではトゥシューズを着用するなど、特徴的な動作が存在するため、バレエダンサーは特異的な身体発達を有することがこれまでの研究で明らかとなっている。 そこで本研究では、成人バレエ受講者の足部形態の発達および障害発生状況を明らかにすることとした。