液中レーザー粉砕法による有機ナノ粒子作製技術
ナノサイズの粒子はバルク結晶とは異なるユニークな物理化学特性を有しているため,既存材料のナノ粒子化による新奇な機能発現が注目されている. 液中レーザー粉砕法は貧溶媒に分散させた有機物のバルク結晶にパルスレーザーを照射して粉砕することで,ナノ粒子の分散液を得る技術である. レーザーの照射パラメーターを変えることで作製する有機ナノ粒子のサイズや結晶多形を制御することが可能である.
〔概要〕酸化膜付きのSi基板上にMoを電子ビーム蒸着させ,Moを硫化させることにより二硫化モリブデン薄膜を作製した.この二硫化モリブデンのトランジスタ動作も確認した.グラフェンと二硫化モリブデンのファンデルワールスヘテロ接合を作製し,その抵抗変化による水素ガスと一酸化窒素ガスの検知特性を調べた.CVDグラフェン単体よりも,二硫化モリブデン/グラフェンのヘテロ接合の抵抗変化が大きいことを確認し,ガスセンサー応用を目指している.
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