安國 良平 液中レーザー粉砕法による有機ナノ粒子作製技術 ナノサイズの粒子はバルク結晶とは異なるユニークな物理化学特性を有しているため,既存材料のナノ粒子化による新奇な機能発現が注目されている. 液中レーザー粉砕法は貧溶媒に分散させた有機物のバルク結晶にパルスレーザーを照射して粉砕することで,ナノ粒子の分散液を得る技術である. レーザーの照射パラメーターを変えることで作製する有機ナノ粒子のサイズや結晶多形を制御することが可能である.
+4 村田 理尚 熱電発電に必要な高性能 n 型熱電フィルムを開発 未利用の排熱から発電する熱電発電技術に関して、大気安定な塗布膜としてはこれまでで最も高い性能をもつ有機系n型熱電フィルムの開発に成功しました。n型半導体の材料の水分散液にエチレングリコールを添加剤として加える独自の環境調和型の手法を開発しました。多様な形状に貼り付けて利用する柔らかい熱電変換素子としてIoT社会への貢献が期待されます。