ご挨拶

大阪工業大学 学長
益山 新樹

「イノベーションデイズ 智と技術の見本市」開催にあたって

1922年に創設された関西工学専修学校を淵源とする大阪工業大学は、建学の精神として、「世のため、人のため、地域のため、理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人を育成する。」を掲げ、実学を通じた教育により、産業界を支える数多くの人材を輩出して参りました。

「研究なくして、教育なし」という考えのもと、本学では研究力の強化と対外発信に力を入れるために、JSTが主催する国内最大規模のマッチングイベントである「イノベーション・ジャパン~大学見本市&ビジネスマッチング~」への学内の意識向上、積極的な参加申し込みなど地道な活動に継続して取り組みました。その結果、「イノベーション・ジャパン2020~大学見本市Online」において、本学は全参加大学中1位となる31件の出展課題が採択されました。

研究力強化を図りつつ、大阪工業大学の研究力を必要とする企業等とのマッチングによる研究シーズの社会実装促進を目的に、本学では2018年度から全学教員参加型イベントである「イノベーションデイズ 智と技術の見本市」を開催し、毎年200件以上の研究シーズを紹介して参りました。第3回となる今年度の「イノベーションデイズ 智と技術の見本市」は、コロナ禍の影響を受け、特設サイト等でのオンライン開催となります。コロナ禍により経済や産業の在り方について根底からの見直しを余儀なくされた現在、本学もポストコロナの世界で活躍する為の新たな人材育成や研究力を社会に還元できるよう目指すとともに、人々とつながる共創によって新しい技術、商品、サービスを創出していく所存です。また、SDGsへの貢献も視野に入れた本学の研究シーズを、数多く紹介しております。より分かりやすい研究シーズ発信のため一部動画でも紹介をいたします。

この活動が広く人々のつながりによる共創を促進し、地域からイノベーションを創出する大きな機会になることを願っています。

是非とも今後の本学の研究にご期待下さい。