ラジオ少年からロボット少年へ、小さな実験からはじめよう!
2021年5月29日
ラジオ少年
インターネットもスマホもない時代、
世の中には多くのラジオ少年と呼ばれる少年たちが存在していました。
今は、TVゲームや動画鑑賞等、身近で安価な少年たちの娯楽が溢れていますが、昔は草野球をするとか、ラジオを組み立てるとか、アマチュア無線にはまるとかが少年たちの娯楽でした。
ラジオ制作やアマチュア無線に興味を持った少年たちが例えば、工学部の電子工学科等に進学して、日本の産業基盤を支え続けていたという感があります。
ラジオの感度を高めようとすると、色々と電子工学の勉強をしながら、小さな実験を繰り返し、創意工夫をする必要があります。
その結果、うまく行った時の喜びは極上。
技術や社会の進歩は小さな実験の繰り返しと、改善によって成し遂げられて来ました。
アメリカのマッドサイエンティスト
ITのイメージの強いアメリカですが、アメリカはなんといっても家が広いですので、大きなガレージのある家が多いわけです。
そんなガレージに日本のラジオ少年たち同様に熱い、いわゆるマッドサイエンティストの卵たちが多く育っています。
又、家のガレージからスタートしたスタートアップもアメリカでは数多く存在します。
その姿に私はアメリカの技術の底力を感じます。
逆に日本のラジオ少年は絶滅危惧種化しつつあり、技術大国日本の底力が失われつつあるのではと危惧をしています。
ロボット少年
もはやラジオ少年は絶滅危惧種として、筆者が次に期待しているのは、やはり今日ではロボットです。
ロボット少年が小さな実験を繰り返しながら、将来の日本の技術を支える人材に育っていく事を期待しています。
大阪工業大学には、そんなロボットによる教育促進のために、ロボット教材の研究に取り組んでいる研究者がいます。
大阪工業大学
研究支援・社会連携センター
シニアURA
北垣和彦