RESEARCH TITLE 【2022年度研究PJ】スマートグラスを用いた聴覚障害者のための報知音可視視化システムの検討

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RESEARCHER研究者リスト

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研究代表者ロボティクス&デザイン工学部 システムデザイン工学科井上 剛 教授

研究分担者

ロボティクス&デザイン工学部 システムデザイン工学科脇田 由実 教授

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研究分担者

ロボティクス&デザイン工学部 空間デザイン学科赤井 愛 准教授

OVERVIEW研究課題の概要

近年の家においては、呼び鈴や家電製品の報知音など、離れた場所にいるユーザに対して音により情報を伝えることが多い。しかしながら、聴覚障害者や聴覚機能が低下した高齢者にとって、音を使った情報伝達では正しく情報を伝えることが難しい。そこで本研究では家の中の様々な報知音がどの機器から発せられた音であるかを認識し、スマートグラスに必要な情報を表示するシステムの実現目指した基礎検討を行う。

REASON課題実施の根拠

 現在の家庭内では機器の状態などを報知音として知らせることが多い。報知音はユーザが対象機器の近くに居なくても音が家中に伝わる性質により情報を得れるという利点がある。しかし一方で高齢による聴覚機能低下を含む聴覚障害者にとっては、この方法では情報を得ることが出来ない。そこで、来客時にチャイム用押釦を押すフラッシュランプで知らせる商品が販売されているが、数多い家電製品の報知音を全てランプで知らせることは非現実的である。そこで報知音をその意味まで認識し、スマートグラスに表示することで生活を妨げず情報を伝えることを可能とする。

スマートグラス使用時のAndroidとの接続イメージ
スマートグラス画面表示例
スマートグラス画面表示例

EFFECT期待効果

期待される研究成果

 研究成果は福祉関係やユーザインタフェースの国内学会での発表を行い、さらに同系統の国際会議への投稿を予定している。また、実際に動くシステムを開発することで展示会への出展や各種イベントに参加することでより多くの方々にご意見を頂く予定である。

期待される知財の成果

基本技術の開発であり、知財にまで至らない可能性が高いが研究成果によっては外部協力社との共同出願も含め検討を行う。

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