RESEARCH
研究代表者
工学部 機械工学科
羽賀 俊雄 教授
研究分担者
ものづくりセンター
布施 宏 技師
インキュベーションラボ
越智 秀 技師
2023年度の1年間を予定している。リサイクルアルミニウム合金は,SiとFe量が多く板成形や鍛造などの塑性加工には使用できない。本研究では,Si量とFe量が最も多いダイカスト用合金のADC12をターゲットし,鋳造方法によりSiやFeの晶出物を微細化し、延性を改善して板成形や鍛造に使用できるプロセスを検討する。具体的には、半凝固鋳造と本学で開発した高速ロールキャスティングである。
リサイクルアルミニウム合金であるダイカスト用合金の塑性加工への使用の検討は、世界初であり、独自性が高い。電気自動車の普及により安価なアルミニウム合金が求められているので将来性がると考えられる。アルミニウム合金のリサイクルは今後さらに重要性を増すと考えられるので社会的意義と必要性は大きい。
リサイクルの中でも難しいとされているアップグレードリサイクルに成功する可能性がある。学会発表を行い、スコーパスでカウントされる雑誌に投稿する。
すでに取得している特許の範疇にある。ADC12合金周辺で合金成分を規定することで特許は取得可能と考えられる。特許が出願できるような成果を出すようにする。
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