RESEARCH TITLE 【2023年度研究PJ】医看工芸プロジェクト・実践的知的財産教育の実践

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RESEARCHER研究者リスト

※2023年度当時の所属で表示しています

研究代表者知的財産学部 知的財産学科吉田 悦子 准教授

外部協力者

大阪大学

医学系研究科保健学専攻

上野 高義 教授

外部協力者

京都市立芸術大学辰巳 明久 教授

OVERVIEW研究課題の概要

本研究では、医療現場における課題に対して、工学の技術力、芸術学のデザイン力、知財戦略といった様々な専門分野のアイデアを組み合わせ、当事者意識をもって、そのプロセスを可視化するという一連の手法を身につけるために、従来の医工連携の範囲を広げた医学・看護・工学・芸術分野の連携活動(医看工芸連携)を促進・啓発し、有益なアイデアを円滑に医療機器や医療サービスの開発に活用するためのアイデア創造と知的財産マインドの醸成に資する実践的な教育手法の開発とその実践を目的とする。

REASON課題実施の根拠

医療現場における現場改善の活動は、従来から行なわれているものの、繁忙な日々の改善活動が中心で、現場のニーズ提供者が、新たな医療機器などの製品化に関与する時間の確保は難しい現状にある。そこで、異なる専門分野であっても知的財産マインドを共通の価値観として醸成させ、知的財産の把握に芸術の視点を用いて、プロセスを可視化するという一連の手法を身につけることがこの活動の意義である。対象者は学生から社会人(中小企業経営者、医療従事者、研究開発者、デザイナー)を想定し、医療関連機器・サービス開発に関与する医療・看護・工学・芸術・知財分野の横断的な連携とその知的財産知識の共有、さらには製品開発戦略としての運用・活用が期待できる。

EFFECT期待効果

期待される研究成果

上記の実践的なアプローチをワークショップにおいて実践することで、取り組んだ成果物の知的財産に対する共通認識をもつことが可能となり、多角的な視点で医療現場のニーズを効率的に取り込む共創活動につながることが期待される。ワークショップにおいて創出されたアイデアは、さらに具現化・実証を行い社会実装につなげることを目指したい。これらの成果は医療・知財分野での学会報告、ジャーナルなどへの投稿や近畿経済産業局でのデザイン経営セミナーなどでの発表を予定している。

期待される知財の成果

本研究で創出された成果は、仕組み、かたち、名称などが想定される。適切なタイミングでの知財保護を併せて行うとともに、研究過程における秘密保持、著作権にかかる必要な対応は適切に行う。

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