安全なダンスの取り組みを目指した基盤構築
ダンスが必須化され,健康増進を目的としダンスが運動手段として取り入れられるようになったことで,日本におけるダンス人口は増加傾向である.しかし,ダンスは長年芸術性を重要視してきたため,医科学的な視点での介入は少なく安全性への配慮はまだ整っていない.また,傷害発生の多さがダンス界の抱える課題であるにも関わらず,多くの傷害発生要因は依然不明である.ダンス動作やダンス受講者の持つ動作特性や身体特性を評価し,傷害発生状況を調査することで,安全に対する指針や,障害予防の基盤を構築する.