誘電体に生成した不均一電場によるススの捕集とプラズマによる分解
自動車や船舶に搭載されているエンジン排ガスに含まれる「スス」を除去するには,多孔質セラミックのフィルタが用いらせますが,ススの蓄積とともに圧力損失が上昇します. 一方,静電集じん技術は,帯電させた微粒子を静電引力で気流から取り除くため圧力損失が極めて低いものの,導電性の高いすすの場合,再飛散しやすいという問題があります. 本申請技術は,コレクター部に誘電体を用いることで,フィルタレスで高効率に集塵を行い,同時に,誘電体上で低温プラズマによって酸化分解まで行うことが可能です.