建築歴史文化研究室について

ロボティクス&デザイン工学部

空間デザイン学科

建築歴史文化研究室

妻木宣嗣 准教授

デザインの世界を、哲学、思想、文化から概念化し、これからのデザインの方向性を考える。特に時間の概念を多く援用する。

本研究室は特殊です。名前は建築歴史文化研究室。一見、建築の歴史ばかりやっていそうですが、文化全般も行っています(特にデザインの概念構築)。社会学も研究しているので、本研究室は、デザイン、日本歴史、日本建築意匠学、社会学、そして文化論ということになります。
 近年では、文化論を志望するゼミ生が増えています。例えば車のヘッドライト、昔のヘッドライトと今のヘッドライトは、随分異なるデザインです。では、いつ変わったのでしょうか。それを今のゼミ生が研究しています。
 それからフットボール。フットボールには、理論が非常に大切です。ただのボールの蹴り合いではありません。特に攻撃・守備の際のポゼッションは、約150年の近代フットボールで随分と変化しました。そうしたフットボールの歴史性と現在、今後のフットボールの在り方を、研究している学生がいます。
 そうかと思えば、空間の質に挑戦している学生もいます。写真がそうですが、一本の柱、一体の像が、空間をこれだけ変化させることは驚きです。
 また日本の絵巻物、図絵などから、縁空間について研究した卒業生もいました。縁といえども、実に多様な使われ方をしていることが研究で明らかになりました。
 いずれもテーマは「文化」、「歴史」、「デザイン」です。

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