カテゴリー・キーワードから探す

工学部

建築学科

藤井研究室

藤井伸介 准教授

4件の研究シーズ

歴史的価値・自然の価値を活用したプロジェクトの提案

荻外荘プロジェクト(01) 東京都杉並区住宅街にある「荻外荘」は、内閣総理大臣を務めた近衞文麿が過ごし、政治の転換点となる重要な会議を数多く行った場所です。そこに新たな観光の核となり、歴史的価値を活用した荻窪のまちに融合する展示休憩施設棟の提案を行いました。この地に自然と人が集まるように計画地全体を回遊性のある計画とするだけでなく、街全体に広がるような提案を行いました。 根岸森林公園トイレ(02〜05) 根岸森林公園は、日本初の洋式競馬が行われた場所で、なだらかな地形を生かし、大きな芝生広場が魅力で多くの樹木が植わった森林公園です。この芝生広場に面した場所に、周辺環境を調査し歴史的価値や自然の価値を活用したプロジェクトの提案を行いました。

集合住宅リノベーションにおける現代的な住まいの提案

集合住宅においては、時代の変遷や家族構成等の変化により、従来のn L D K型プランから現代の住まいに対応できる空間への再編が必要とされている。更にCOVID-19の影響により、テレワークを行うスペースや趣味を楽しめるスペース等、社会や生活空間に対するイメージが大きく変化し、従来のn L D K型プランとは異なる新しい住まいのあり方に関する提案が求められている。実在する集合住宅1室のリノベーションを行い、現代的な住まいのあり方を提案する(7案)。

古民家リノベーション- 洲本市よりまち荘

50年前に建てられた木造2階建ての古民家を、地域の交流の拠点として新たに蘇らせるプロジェクトを進行中です。設計第2研究室では、敷地周辺の調査を実施し、施主、洲本市、地域振興協力隊などと協力しながら議論と提案を重ね、新たなコンセプトと設計案を策定しました。この長期プロジェクトは2023年から2025年までの3年間にわたって実施され、最初の年である2023年には、まず「離れ」のリノベーションに注力しました。離れはかつて母屋から分断されていましたが、私たちはその離れを縁側でつなげ、地域の人々が気軽に訪れることのできるオープンな空間を創出しました。また、廃材や地元で不要となった古材を解体時に再利用する提案も行いました。地元の熟練職人の指導のもと、学生たち自身が実際の施工作業に携わり、洲本市の地域連携事業として参加しています。