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工学部

建築学科

構造第二研究室

馬場 教授

2件の研究シーズ

鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁で構成される混合構造柱梁接合部の構造性能評価

 現在,倉庫建築や商業施設に実績のある鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁で構成される混合構造において,2021年に日本建築学会より「鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁混合構造設計指針」が刊行されたが,(1) 梁が柱に対して偏心する柱梁接合部(偏心接合部),(2) 左右の梁天端のレベルあるいは梁せいが異なる柱梁接合部(段差接合部)に関する設計法は未だ示されていない。  本研究者は,これら各種柱梁接合部の耐震性能を評価するための構造実験および3次元有限要素解析などを実施している。

地震複合火災を受けた鉄筋コンクリート部材の残存構造性能の評価

 地震に対する防災計画は,主として本震による被害軽減を対象としているが,近年の比較的大きな地震では,本震に迫る大きな余震や二次災害による被害の拡大が懸念されており,これら地震複合災害を防災計画に盛り込むことが急務となっている。本研究は,地震複合火災に着目し,既存の建物構造物に多く存在する普通強度コンクリートを用いた鉄筋コンクリート部材を対象として,加熱を受けたコンクリートの圧縮強度残存比,拘束効果を考慮した構成則および鉄筋コンクリート部材の残存構造性能の評価法を確立することを目的とする。