鈴木 基之 音声からの高精度感情識別法の開発 通常音声から感情を識別するには,声の高さや大きさ,声色といった情報を利用しますが,これらは仮に同じ感情で話していても話す内容(言葉)によって大きく変化してしまいます。 そこで「同じ発話内容を無感情で話している音声」を音声合成を用いて準備し,それとの違いを見ることで高精度に感情を識別する方法を開発しています。簡単な感情認識実験では,70%程度の感情認識率を76%程度まで向上させることができました。