化学発光分析法の開発およびスペクトルの測定
化学発光を用いた分析法の開発を行う。また、その化学発光のスペクトルの測定を行う。
電子ビーム(EB)は原子サイズ程度にまで細く絞れるため、レーザービームより格段に微細な加工が可能で、最先端集積回路製造を含む様々なナノテクノロジーで使用されている。ところが、EB照射される試料が絶縁体の場合、電子電荷の蓄積等で試料が帯電することは避けられず、応用範囲が限られると懸念されてきた。我々はEB照射後の絶縁体表面の電位分布を測定する静電気力顕微鏡(EFM)を開発し、照射条件によって起こる帯電現象がどのような特徴を示しながら変化するかを詳細に調べた。その結果、大量のEB照射を行っても試料が帯電しない条件を発見した。
論文
「Non-charging Conditions of Insulating Film under Electron Beam Irradiation」(2020)『e-Journal of Surface Science and Nanotechnology』18p.106-109.
「Measurement of fogging electrons present in scanning electron microscope specimen chamber」(2020)『Japanese Journal of Applied Physics』59p.SIIB01-1 - SIIB01-8.
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