エネルギー物質科学

工学部

環境工学科

機能性材料

平郡 准教授

新エネルギー・省エネルギーを物質科学の観点から創造します。

研究目的

環境エネルギー領域において、持続可能なエネルギー技術の開発は必要不可欠です。 新エネルギーの創造や省エネルギーと資源循環に立脚した持続可能な社会・経済と人と地球環境の調和を実現することを目的としています。

研究内容

近年注目を集めいている分子エレクトロニクスを駆使して、新エネルギーの創造、省エネルギー、温室効果ガスの削減に取り組んでいます。具体的にはポストリチウムイオン全固体電池材料や水素吸蔵材料、太陽電池材料、及び熱電変換材料を設計・開発しています。次世代の自動車や携帯端末だけでなく未来の都市開発にも実装が期待される材料や製品群です。

研究の新規性と優位性

これまで用いられてきた材料は主に無機物質から成ります。それらにはレアメタルや有毒な元素が含まれていることがあり、持続可能な社会の発展を目指す上で人と地球に優しいとはいえないことがあります。我々は主に炭素や水素で構成された分子から成る分子性物質を用いることでその問題を解決することを考えています。分子は無機系物質にはない「柔軽薄短小」な性質を有します。この特徴を最大限に活かし製造から再利用までを容易にする人と地球に優しい材料を創出します。

実用化に向けた課題

新しいアイデアで様々な革新的材料を日々研究しています。その一方で実用化に向けた課題もまだまだ多く残されていることを自覚しています。我々の提案する材料が革新的であればあるほど大量の材料を均質に作ることは非常に困難で多くの費用や時間が掛かかります。安全性と低コストを維持して身近な製品にまで押し上げることを使命として取り組んでいます。

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