都市のオープンスペースにおける樹木配置の最適化
都市のヒートアイランド現象は、最近の気温上昇に伴い、ますます問題視されることが予想されます。その緩和策のひとつとして、顕熱・潜熱に対する効果や蒸散作用を持つ植物による緑化が効果的です。この研究は、その緑化を効率よく行うために、地面の日照時間を最小化し、一方で植樹のためのコストを最小化することを目的とした最適解を遺伝的アルゴリズム(GA:Genetic Algorithm)を用いて導き出しています。
研究者が扱うバイオマスは、下水汚泥、生ごみ、である。 リアクタの小型化に資する前処理技術を研究している。 生ごみについて、でんぷん質が多い場合に有効な前処理として、「バイオエタノール化」を行い、メタン発酵リアクタに投入するシステムを提案している。 バイオガス中メタン濃度向上、汚泥生成量削減、分解率向上、高負荷運転の達成、などの効果を確認している。
論文
「Higher load operation by adoption of ethanol fermentation pretreatment on methane fermentation of food waste」(2020)『Bioresource Technology』297p.122475.
「Production of methane-rich biogas and minimization of sludge by adopting ethanol fermentation for pretreatment of biomethanation」(2019)『Journal of Material Cycles and Waste Management』21p.258-264.
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