単一画像からの露出補正
HDRは露光の異なる複数枚の画像を用いることで視認性を回復する手法であり,広く利用されている.しかし,移動する被写体において不向きであるとともに,過去に撮影された画像に使用することができない.そこで本研究では,一枚の画像から疑似的に多重露光画像を生成 し,それらを合成することで視認性の回復を行う手法を提案する.本手法は,自然界の色情報を完全に損失していない画像を対象とし,エッジ情報を用いて明度を自動調整することで,疑似多重露光画像を生成する.
昔から甚大な地震被害に見舞われた日本では,地震から人命や財産を守るための努力を怠らず続けてきており,現在の耐震技術は世界の最先端となっている。これらを踏まえ,地震により被災した建物を対象として,実験および解析に基づきその損傷量や残存耐震性能を評価する。また,特定国の文化や環境を考慮した新型建築構造システムの開発およびその構造性能評価に取り組んでいる。
論文
「梁降伏型鉄筋コンクリート造多層架構実験に基づく建物の残存耐震性能評価」(2015)『コンクリート工学年次論文集』37(2)p.697-702.
「梁降伏型RC造架構のエネルギー吸収能力に基づく全架構残存耐震性能評価」(2013)『日本建築学会構造系論文集』78(693)p.1931-1938.
「軽量鉄骨軽量コンクリート構造システムの開発」(2020)『日本建築学会大会学術講演梗概集』構造Ⅲp.1263-1264.
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