トモグラフィー画像の3次元可視化プログラムの作成
X線CTやMRIなどで撮影したトモグラフィー像(断層画像)の中から,注目領域だけを検出したり,立体構造を想像することは容易ではありません.画像処理技術や手法の応用により,注目領域のセグメンテーションとラベリング,立体構造の再構成を行い,三次元可視化するためのソフトウェアの開発に取り組んでいます.
近年,人工知能・機械学習技術の発展もあり,これらの知能化技術をロボットの環境適応能力や自律性の付与の手段として用いることが期待されています.しかし,強化学習を含む機械学習は,一般的に多くの学習時間を必要とする根本的な問題を抱えています.従って,学習時間を短縮することが,実時間で学習する実ロボットにとって,特に解決すべき重要な課題です.私達は,遺伝的アルゴリズムの概念で説明した学習高速化手法を開発し,より高度なロボットの知能化の実現を目指しています.
論文
「学習時間の短縮に向けた状態価値を用いた知識転移手法」(2017)『電気学会論文誌C』137(9)p.1171-1176.
「知識の転移と選別機能を備えた強化学習手法の複数タスク下における性能検証」(2016)『システム制御情報学会論文誌』p.152-154.
「転移学習における価値に基づく知識の選別」(2015)『システム制御情報学会論文誌』28(6)p.275-283 .
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