容易に構築できる球面ディスプレイ環境
球面型没入ディスプレイ環境構築をサポートするシミュレータを開発した.球面ディスプレイを作る際には,ドームスクリーンへの特殊な歪み補正を考慮した投影系の光学設計を行う必要がある.しかし,実際に製作される光学系はシミュレーション通りの精度が保証されるわけではない.使用する際に改めて光学系の微調整が必要となる.本研究では,投影系の光学設計と同時に,光学系の微調整や歪み補正が実行可能な投影シミュレータを開発している.
一つ目は電波の透過性に関する研究です。医療機関におけるX線CTとかMRIで想像できるように、電磁波は誘電体内を通過します。この性質から、建物内の様子を画像化する近距離レーダが考えられます。セキュリティ用の壁透過レーダ、水道管、ガス管、地雷などの地中埋設物探知レーダ、空港での危険物検知用レーダなどに応用できます。このレーダは一つ使い勝手の悪いところがあり、画像を作るために、送受信アンテナを規則的に走査する必要があります。そこで、オペレータがアンテナを自由に移動させても画像が得られる処理法を考案し確認中です(図1)。
論文
「Wall-through Radar Modeling by Applying Arrayfactor and GTD Near-field」(2013)『2013 International Symposium on Electromagnetic Theory (URSI Commission B EMTS 2013)』23PM1P-30p.4.
「Radar Imaging by Using GTD Near-field Model and Antenna Array-factor」(2012)『International Symposium on Antennas and Propagation (ISAP2012)』P-32p.4.
「Entropy-Based Low-Rank Approximation for Contrast Dielectric Target Detection with Through Wall Imaging System」(20192012)『Electronics 2019, MDPI』8; doi:10.3390/electronics8060634p.27.
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