フェノールポリマーの合成とその機能性評価
近年,酵素触媒をプラスチックなどのポリマー合成に利用する方法が注目されている.これは酵素触媒の有する次のような特徴を活用しよ うというものである.1,高い触媒活性 2,基質特異性 3,生分解性 4,穏和な条件下で機能.本研究では,このような酵素触媒の特徴を活かし,主として西洋ワサビ由来のペルオキシダーゼ(HRP)を触媒としてフェノール類を重合させる.生成するフェノールポリマーについて,抗酸化性などの機能性評価を行う.
近年の日本建築学会等の建築工事標準仕様書や関連指針では,仕様設計の規定とともに,性能設計の対応が明示されるようになったが,初・中級技術者は,コンピュータプログラム言語等に精通しているとは言い難く,結果的に,各種工学モデルの計算が必要な性能設計の対応が難しい。そこで,コンクリート工学計算ツールとして,表計算ソフトによるマクロ機能を使わないで初歩的な組込み関数によるセルのみの計算に従った計算の見える化に関した計算ツールを構築した。本件は,その一例として,コンクリートの収縮・膨張の体積変化やクリープの変形と,それら変形が拘束されて作用する応力やひび割れ発生やひび割れ幅等を解く手法の計算ツールを開発したものである。
論文
「講座 表計算ソフトで解いて学ぶコンクリート工学の基礎 ①コンクリートの熟成度合い ②コンクリートの各種物性発現 ③コンクリートの乾燥収縮における水分移動解析と収縮応力解析」(2012)『コンクリート工学』50(10)(11)(12)p.933-939, 1042-1048, 1123-1131.
「表計算ソフトで解いて学ぶコンクリートの耐久性」(2016)『コンクリート診断士研修テキスト’16』p.113-122.
「生コンクリートのポンプ圧送時の圧力脈動に対するすべり流動に基づく動的1次元粘弾塑性解析法に関する研究」(2019)『日本建築学会近畿支部研究報告集 構造系』59p.1-4.
研究シーズ・教員に対しての問合せや相談事項はこちら
技術相談申込フォーム