人と共存可能なマイコン制御高輝度多色LED照射型植物工場の開発
将来の世界人口予測から40年後の2060年には世界の人口は100億人を突破すると予想される。100億人を越えると今の食糧生産事情では、全ての食糧を賄うことは不可能であると考えられる。特に日本では各国と比べて38%という食糧自給率の低さから将来の食糧問題は熾烈となる。また、さらに温暖化から、通常の屋外での農作物の生産力は低下することから、屋内での高効率の農業生産技術、特に人と共存可能な高生産力の植物工場が必要となる。
金や銀等の貴金属は、その輝きから人々を魅了し、装飾品や硬貨として用いられてきました。金は、コロイド粒子になると赤紫色に、銀は黄色に発色します。このような金属コロイド粒子は、古くからステンドグラス等に使用されてきた色材以外に、バイオセンサ、3次非線形光学材料あるいは触媒材料としての応用が進められています。ここでは、銀コロイド粒子の作製方法とSERS(表面増強ラマン散乱)センサとしての特性について紹介します。
論文
「Optical and surface-enhanced Raman scattering properties of black and metallic silver micro/nano structures fabricated on cicada wings by silver mirror reaction」(2019)『J. Nanosci. Nanotechnol.』19p.7853.
「Silver nanoparticles deposited on TiO2-coated cicada and butterfly wings as naturally inspired SERS substrates」(2015)『J. Mater. Chem. C.』3p.5721-5726.
「Naturally inspired SERS substrates fabricated by photocatalytically depositing silver nanoparticles on cicada wings 」(2014)『Nanoscale Res. Lett』9p.298.
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