ことばの伝達内容とそのプロセス
ことばにはさまざまな不思議がたくさんある。その中でもっとも関心があるのは、ヒトはどのように発話を理解するのか、である。ことばによって伝達される内容には明示的なものと非明示的なものがある。特に後者のように、ことばにしていないにもかかわらず、相手の言いたことを理解できるのはなぜだろうか。ヒトは相手の言葉の何を理解し、それはどのように行われるのだろうか。このような問いに、認知語用論の関連性理論の枠組みで分析を行う。
医療従事者と外国人患者の間の対話支援を目的とした,多言語対話支援手法について述べる.医療現場において母語が異なるために意図の伝達が円滑に行えない問題を解決するために,用例対訳と機械翻訳を併用した多言語間対話支援技術の開発を行っている.本技術では,用例対訳や回答候補などの概念を用いて正確な意図の伝達を支援している.
論文
「LuPaCa:医療従事者による用例登録を可能とした多言語対話シート作成システム」(2017)『情報処理学会論文誌』58(1)p.134-142.
「話者の意図伝達を目的とした多言語間対話支援環境の検討」(2020)『情報処理学会研究報告』2020(GN109-39)p.1-8.
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