安達 照 新しいテクノロジーを使った物理実験開発と物理教育への応用 スマートフォン(スマホ)の加速度センサーを用いたアプリケーション "DiracmaA"や”DiracmaJump" を開発し、種々の力学実験への応用可能性を明らかにした。誰もが持っているスマホに内蔵されている加速度センサーを用いることで、実験室に限らずどこででも実験が可能となる。本装置を用いて、鉛直投げ上げ運動、水平投射運動、人のジャンプの運動を測定した。
+2 河合 紀彦 事前撮影画像を用いた破綻しない拡張現実感(Indirect AR)とVRとの融合 拡張現実感(Augmented Reality:AR)は,現実世界を映した映像に仮想物体であるCGを合成することで,まるでその場にその物体が存在するかのように見せる技術です.しかし,特に観光地などでカメラ映像に人が写りこむような状況では,AR画像の見栄えが悪化したり,CG合成が正確にできなかったりすることがあります.これに対して,事前撮影画像を用いた拡張現実感(Indirect AR)では,そのような環境下でも,スマートフォンやタブレットといったモバイル端末で頑健で見栄えのいいARを実現します.また,視点や天気・季節を仮想的に変えることでVRと融合することもできます.