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SDGsの分類
研究テーマ
IT・IoT・AI・ロボティクス
学科の分類
ロボティクス&デザイン工学部ロボット工学科

手すりの上を移動する道案内ロボット

ロボティクス&デザイン工学部

ロボット工学科

生活支援ロボットシステム研究室

廣井富 准教授

共同研究者

伊藤彰則
道案内人追従ロボット

 本コミュニケーションロボットの特徴は、手すりの上を移動することである。ケータイや地図が読めない方でも問題なく、音声とジェスチャで指示してくれる。さらに人はロボットの手を握って誘導される。この時、ロボットの腕が伸び縮み可能なシステムを構築した。これにより、人の歩行速度に応じた無理のない道案内が可能である。本研究室でアルゴリズムを開発した「測域センサを用いた人検出システム」を応用しており、複数人が存在する環境内においても対象者を見失うことがなく、動作可能である。また、ロボットと案内される人の対話が破綻している場合等にオペレータが介入可能である。その介入頻度を簡易に制御可能であり、オペレータの負荷を軽減することが可能である。

新規性・優位性

  1. 手すり上に設置可能(歩行の邪魔にならない)
  2. 腕が伸び縮みする(距離が離れても被案内者の手を離さず誘導可能)
  3. 音声とジェスチャにより誘導
  4. 最高移動速度2m/s で人の平均歩行速度よりも速く移動可能
  5. ロボットに対してオペレータが介入する頻度を簡易に制御

活用例

  • 大規模な病院
  • 福祉介護施設
  • ショッピングモール
  • オリンピックの様な大規模イベント

実用化に向けた課題

病院や住宅メーカ等と連携した実環境における評価

迷っている人を案内中
複数台の手すりの上を移動する道案内ロボット

論文

「A Pedestrian Avoidance Method Considering Personal Space for a Guide Robot 」(2019)YutakaHiroi『Robotics』8p.21 pages.

「Realization of a Robot System That Plays “Darumasan-Ga-Koronda ” Game with Humans」(2019)YutakaHiroi『Robotics』8p.15 pages.

「Cluster-based approach to discriminate the user’s state whether a user is embarrassed or thinking to an answer to a prompt」(2017)YuyaChiba『Journal on Multimodal User Interfaces』11p.185-196.

特許

特願2017-37648

研究者INFO: ロボティクス&デザイン工学部 ロボット工学科 生活支援ロボットシステム研究室 廣井富 准教授

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荒木 英夫

匂い検出を目的とした半導体ガスセンサシステム

これまでにもコンピュータを利用した嗅覚について研究されているが、一般消費者が利用可能な形では実用化されていない。このことから我々はだれでも利用可能な人工嗅覚装置の実現を目指して研究を行っている。  人工嗅覚を実現するためには、空気中の化学物質を測定する必要があり、主にガスセンサを用いた研究がおこなわれている。本研究でも安価で取り扱いが容易な半導体ガスセンサを用いている。半導体ガスセンサは反応するガスが異なる種類が提供されており、我々の研究では複数の特性が異なる半導体ガスセンサとマイコンを組み合わせた小型で取扱いが簡単な人工嗅覚装置の実現を目指している。  一般的な半導体ガスセンサはヒータを持ち、内部の温度を管理する必要があるが、このヒータによる加熱を変更することにより感度を変化させることができる。これを利用して、一つのセンサからできるだけ多くの情報を得ることができるハードウエアを作成した。そして、得られた情報から匂いの種類を分類するために、機械学習を取り入れた認識システムを実現し評価を行った結果を示す。

木原 崇雄

高速A/D変換器の非線形性を改善するデジタル補正技術

直接RFサンプリング受信機はA/D変換器(ADC)で数GHzのRF信号を低速のデジタルデータに変換している。この受信機の消費電力を十mW程度に減らせれば、無線端末用集積回路に応用可能となり、その開発コストと市場投入までの期間を軽減・短縮できる。電圧制御発振器(VCO)を用いたADCは高速変換と低消費電力動作を両立できるが、VCOの非線形性により発生する不要波が分解能を低下させる。本展示では、デジタル回路で不要波を低減させることでADCの高速変換・低消費電力動作を実現する技術を紹介する。

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