流域治水の思想を踏まえた新たな河川整備への挑戦
これまでの河川の開発は、治水・利水計画規模に対して必要な施設を建設してきました。しかし近年、これらの計画を超過する洪水・土砂災害が発生し、激甚化しており、現状の整備水準や将来の計画では“まち”を守れないきれない時代に,じわじわと突入しています。 これからの我が国は、洪水・氾濫の発生を許容できる粘り強い“まち”が求められます。本研究では水害特性を過去から読み解き、将来を高精度に予測し、その変化に適応した“まちづくり”を考究し、提案します。
建築や都市は生活基盤として、人間に対し大きな心理的影響力を持っています。基本的な人間の移動方法を考えれば、そのデザインは歩行によって我々が得た空間能力に関する研究成果が生かされたものとなるのが理想的だと考えられます。 研究室では、空間能力を司り評価を行う脳機能の左右差や個人差を検討する事から、人間が理解しやすい建築空間、都市空間をつくるための方法を、人間の視覚行動を計測したデータや、脳波計によるデータをもとに探ります。
論文
「視覚行動からみた都市空間の連続的認識」(1999)『日本建築学会計画系論文集』525p.233-239.
「空間認識のストラテジーから見た男女差 - 街路空間の連続的認識による個人差 その2 -」(2001)『日本建築学会計画系論文集』547p.169-176.
「左脳優位型と右脳優位型の認知地図の比較 - 人間の空間認知特性から見た街路空間計画 その2 -」(2003)『日本建築学会計画系論文集』566p.81-87.
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