空間の「ゆがみ」と避難経路
都市居住者の認知空間を取り出し,居住者が認知するまちの姿と現実空間の差違を明らかにすることで,都市空間における「ゆがみ」を抽出することを目的としています。最終的には,このゆがみをもとに,災害時の避難経路と避難場所の設定手法を提案することを目標とします。早く着きたいと思いながら避難しつつなかなか進まない経路と,よく知っていて好きな道であっという間に着く経路がある可能性があり,広く,安全なというイメージも合わせて日常的に接する形成されている可能性をみいだしました。
人々の生活や活動の場である建築空間は、個人にとっても社会のとってもたいへん重要な活動の舞台である。優れた建築空間の構築は建築家や設計者の個人の力量によるものが多いが、多くの関係者や施工者との協働も重要なファクターとなっている。また優れた設計には優れたプロセスが存在する。設計プロセスを建築設計図面を手掛かりに解析し、時系列に沿った検討過程を明らかにすることで今後の設計に資する知見を構築する。
論文
「日本生命日比谷ビルにおける村野藤吾の設計過程に関する研究」(2007)『日本建築学会計画系論文集』第615号
「再読 関西の建築 大阪府中河内センタービル」(2019)『日本建築協会 建築と社会』2019年5月号
「村野藤吾自邸-長い時間と労力を費やした「私の作品」-」(2014)『村野藤吾の設計研究会 村野藤吾研究』第3号
研究シーズ・教員に対しての問合せや相談事項はこちら
技術相談申込フォーム