高分子の精密合成法とその界面構造制御
立体規則性を精密に制御した有機ー無機からなるプラスチック材料を精密重合法に基づき調製した。今回開発した高分子はキラル分子を認識し、螺旋構造を形成することを見出した。また、その螺旋構造はキラル分子を取り除いた後も保持されることも明らかとなり、キラル分離膜を始めとする医療材料への応用展開が期待される。
地震に対する防災計画は,主として本震による被害軽減を対象としているが,近年の比較的大きな地震では,本震に迫る大きな余震や二次災害による被害の拡大が懸念されており,これら地震複合災害を防災計画に盛り込むことが急務となっている。本研究は,地震複合火災に着目し,既存の建物構造物に多く存在する普通強度コンクリートを用いた鉄筋コンクリート部材を対象として,加熱を受けたコンクリートの圧縮強度残存比,拘束効果を考慮した構成則及び鉄筋コンクリート部材の残存構造性能の評価法を確立することを目的とする。
論文
「地震火災に対する鉄筋コンクリート柱の保有耐火性能及び残存構造性能」(2018)『日本建築学会近畿支部研究報告集』第58号・構造系p.609-612.
「加熱冷却後の鉄筋コンクリート柱の残存軸圧縮耐力の評価」(2020)『日本建築学会近畿支部研究報告集』第60号・構造系p.337-340.
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