赤外線スマートウィンドウの研究
地球温暖化に伴う気候変動を解決するためには、熱エネルギーを効率的に使用して、物質から放出される排熱を抑制することが重要です。二酸化バナジウムは、温度上昇に伴い赤外線透過率が顕著に減少する反面、反射率は向上する性質(サーモクロミズム)を利用した赤外線放射抑制機能材料です。本研究では、ナノスケールモスアイ構造を有する二酸化バナジウム薄膜に着目し、「電気的駆動力なしに直接的に光スイッチング機能」をもつ赤外線スマートウィンドウの開発を実施しています。
昔から甚大な地震被害に見舞われた日本では,地震から人命や財産を守るための努力を怠らず続けてきており,現在の耐震技術は世界の最先端となっている。これらを踏まえ,地震により被災した建物を対象として,実験および解析に基づきその損傷量や残存耐震性能を評価する。また,特定国の文化や環境を考慮した新型建築構造システムの開発およびその構造性能評価に取り組んでいる。
論文
「梁降伏型鉄筋コンクリート造多層架構実験に基づく建物の残存耐震性能評価」(2015)『コンクリート工学年次論文集』37(2)p.697-702.
「梁降伏型RC造架構のエネルギー吸収能力に基づく全架構残存耐震性能評価」(2013)『日本建築学会構造系論文集』78(693)p.1931-1938.
「軽量鉄骨軽量コンクリート構造システムの開発」(2020)『日本建築学会大会学術講演梗概集』構造Ⅲp.1263-1264.
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