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ホーム将来的な地下街デジタルサイネージ構築のための感性評価システムの開発
SDGsの分類
研究テーマ
土木・社会基盤ライフサイエンス
学科の分類
ロボティクス&デザイン工学部システムデザイン工学科

将来的な地下街デジタルサイネージ構築のための感性評価システムの開発

ロボティクス&デザイン工学部

システムデザイン工学科

イノベーションデザイン工学研究室

横山広充 講師

共同研究者

西應浩司
経路探索脳波

 本研究は将来的な地下街デジタルサイネージ構築のための感性評価システムの開発を大きな目的としている。具体的には実際の地下空間において被測定者に脳波計を装着した状態でデザインした地図を読図させた上で経路探索実験を実施する。取得した脳波計測データと行動観察調査結果の相関などにより、デザインに関する感性評価システムを開発する。実験では可搬型脳波計を用いる。  開発した感性評価システムは新製品の評価やデジタルサイネージなど各デザイン分野において利用者に求められるデザインの創出に寄与することを目指す。

読図をともなった地下街経路探索時の脳波特性に関する研究

研究目的

 本研究では地下街経路探索において、読図時と歩行時に焦点を当て、それぞれの脳波特性を解析することで経路探索時の迷いの発生について総合的に把握することを目的とする。

実験概要

実験対象地区の設定
 予備実験より実験対象地区をディアモール大阪とし歩行ルートを決定した。スタート及びゴールをそれぞれ地点S・Gとしコース内に存在する3つのCornerをそれぞれCorner1~3とし地点S・Gと各CornerをむすぶLinkをLink1~4とする。実験対象地区および歩行ルートをFig.実験エリアおよび歩行ルートに示す。

実験方法
 実験は平日11~18時の時間帯に断続的に実施した。被測定者はインフォームドコンセントを得た男子大学生をもちいた。
 実験手順は下のとおりである。
①被測定者に脳波計を装着後、地点Sに誘導
②実験者からの教示後、被測定者に30秒間目を閉じるように指示
③調査者の開目の合図により、30秒間の読図開始

④30秒後,地図を調査者に渡し、地点Gに向けて歩行開始
 調査者は被測定者を追従し、ルートミスの場合は被測定者に声をかける

分析データ
 実験中、可搬型脳波計で取得された脳波データはサンプリングレート128Hzで被測定者の2〜5m後方を歩行する実験担当者の持つPC内のアプリケーションに蓄積される。被測定者のなかで、脳波計測実験で欠損なく取得した脳波データならびに歩行時間を分析データとした。

Fig.実験エリアおよび歩行ルート

結果および考察

 読図時とアンケートより迷ったとの回答の多かったCorne1・3通過時における脳波データをもとに電極位置、周波数帯域、時間を設定し、頭皮上パワーマップを作成した。例をFig. 頭皮上パワーマップ例 Fig. 拡張国際10−20法にもとづく電極位置にしめす。これより読図時は被測定者間で高いパワーを示す位置が異なる傾向がみられたのに対し、Corner3通過時は被測定者間で前頭葉付近に反応がみられるなど比較的同じ傾向が認められた。次に、Corner1・3通過時において脳波計の電極の中から前頭葉に当たる部分の電極AF3、AF4、F3、F4を設定し、時間周波数解析によるスペクトラムパワーマップを作成した。例をFig. 実験中のスペクトラムパワーマップ例(電極位置F4)に示す。これより、全体的にβ波の出現が確認できた。

頭皮上パワーマップ例
実験中のスペクトラムパワーマップ例(電極位置F4)

まとめ

 本研究では、実際の地下街において経路探索実験を実施した。結果を以下にまとめる。
・読図時と迷い発生時の脳波特性を表記できた。
・時間周波数解析により迷い発生時の脳波をスペクトラムパワーマップより確認した。

論文

「読図をともなった地下街経路探索時の脳波特性に関する研究:大阪駅南地区地下街を事例として」(2020)横山広充『日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集』18(0)p.77-80.

「脳波と認知地図からみた地下街経路探索時の認知特性に関する研究:-大阪駅南地区地下街を事例として-」(2019)横山広充『日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集』17(0)p.13-16.

「経路探索時における地下街の空間認知に関する基礎的研究:大阪駅南地区地下街を事例として」(2018)横山広充『日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集』16(0)p.53-56.

研究者INFO: ロボティクス&デザイン工学部 システムデザイン工学科 イノベーションデザイン工学研究室 横山広充 講師

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