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ホーム一液型ロングライフ熱潜在性硬化剤の開発
SDGsの分類
研究テーマ
ナノ・材料
学科の分類
工学部応用化学科

一液型ロングライフ熱潜在性硬化剤の開発

工学部

応用化学科

有機高分子研究室

下村修 准教授

エポキシ樹脂熱潜在性硬化剤リン酸ジルコニウム

一液型硬化剤として、保存安定性に優れ低温で硬化作用を持つアミン類をインターカレートしたリン酸ジルコニウムを合成した。これは高次に制御されたナノ空間内に配列したアミンを供することで、熱潜在性エポキシ樹脂硬化剤として利用できる。80℃以上に加熱することで樹脂硬化反応が高効率に促進し、作業時間短縮と省エネルギーに貢献しつつ、層状のリン酸ジルコニウム層間内への樹脂侵入による補強効果も一度に達成される利点を持つ。また、樹脂類とアミンの中から適当な配合処方の組み合わせにより硬化反応性の設計ノウハウを提供できる。

エポキシ樹脂の潜在性硬化剤としての性能を評価するため、種々のアミンやイミダゾール類をリン酸ジルコニウムにインターカレートし、グリシジルフェニルエーテルの単独、酸無水物との共重合反応を検討した。その結果、優れた保存安定性と加熱時の反応性を示した。

論文

「Acceleration Effects of 1,5,7-Triazabicyclo[4.4.0]dec-5-ene (TBD) with 2-Methylimidazole-Intercalated α-Zirconium Phosphate as a Latent Thermal Initiator in the Reaction of Glycidyl Phenyl Ether(GPE) and Hexahydro-4-Methylphthalic Anhydride (MHHPA)」(2019)ShimomuraOsamu『J. Polym. Sci., Part A Polym. Chem.』57p.2557-2561.

「Enhancement Effects for TBD (1,5,7-Triazabicyclo[4.4.0]dec-5-ene) with 2-Methylimidazole-Intercalated -Zirconium Phosphate as a Latent Thermal Initiator in the Reaction of Glycidyl Phenyl Ether」(2019)ShimomuraOsamu『Inorganics』7p.83.

「 Imidazoles-Intercalated α-Zirconium Phosphate as Latent Thermal Initiators in the Reaction of Glycidyl Phenyl Ether (GPE) and Hexahydro-4-Methylphthalic Anhydride (MHHPA)」(2017)ShimomuraOsamu『Catalysts』7(6)p.172.

特許

特願2012-251986

研究者INFO: 工学部 応用化学科 有機高分子研究室 下村修 准教授

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大谷 真弓

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人の「その人らしさ」は、様々な形で表現されます。摂食障害等のこころの病は、その人の「生きづらさの表現」だという視点でも捉えられますが、他方で、芸術活動にその人の表現を載せることで、そこに表われてくるものを、「生きづらさの表現」としてではなく、まさに「その人らしさ」が表われているのだ、という視点から捉えることも可能です。本研究では、「その人らしさ」が芸術活動(本研究では陶芸活動)の中で表現されているという視点から、陶芸活動を視ています。その上で、「その人らしさ」がいかに表われてくるのか、いかに変化していくのかを追い、どのような表現をすることが「生きづらさ」からの脱却へとつながるのか明らかにし、実践につなげます。

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