日常行動からの認知機能の評価方法に関する研究

情報科学部

情報メディア学科

メディアインタラクション研究室

大井 講師

高次脳機能障がい者に対するリハビリテーションにおいて,“気づき”を与えることは重要な課題であります.“気づき”を与えるためには,自身の体験映像と現状の認知状態を定量的にした点数を振り返る必要があります.しかし,従来の認知状態を把握するためにはBADSやD-CATと呼ばれる検査キットで把握するため,リアルタイムな状態を把握することが困難で,毎日検査キットを利用することは難しいです.本研究では,日常行動(調理や掃除など)から認知状態を把握する指標を提案し,リアルタイムかつ日々の認知状態の取得を目的として研究しています.

論文

「Executive Function Evaluation System Based on Wiping Desk Behavior in Virtual Space」(2020)OoiSho『International Journal of Computer and Communication Engineering』9(4)p.149-159.

「認知リハビリテーションのための日常生活行動に基づく認知機能の定量化に関する研究―調理時における動的な注意機能評価の検討―」(2020)大井『地域ケアリング』22(5)p.62-65.

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