川上村の微生物資源を利用した食品開発
水源地の森を始めとする豊かな自然に囲まれた奈良県川上村。川上村の植物や土壌、それから家庭のぬか床などから酵母や乳酸菌など、食品への応用が期待できる微生物の単離を行っています。これまでに11種の酵母、15種の乳酸菌を単離しており、現在はこれら単離した微生物資源をパンやヨーグルトの製造へ応用するべく、機能解析を進めています。
21世紀に入り、先進国のみならず世界中においても飢餓から飽食の時代へとなりつつあり、人類は食欲を欲望のまま満たすこともできるようになったきました。このような時代において、国民の健康的な生活を阻む代表的な病態がメタボリックシンドロームであることは明白です。我々の研究室では、培養細胞やモデル動物を用いて、肥満のメカニズムを明らかにするとともに、それを解消する機能性食品の探索と開発を目指しています。
論文
「Enhanced expression of synoviolin in peripheral blood from obese/overweight donors.」(2020)『Exp. Ther. Med.』20
「 Identification of the inhibitory activity of E3 ligase Syvn1 in walnut extract.」(2018)『Mol. Med. Rep.』18p.5701-5708.
「The E3 ligase synoviolin controls body weight and mitochondrial biogenesis through negative regulation of PGC-1β.」(2015)『EMBO J.』34p.1042-1055.
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