赤外線スマートウィンドウの研究
地球温暖化に伴う気候変動を解決するためには、熱エネルギーを効率的に使用して、物質から放出される排熱を抑制することが重要です。二酸化バナジウムは、温度上昇に伴い赤外線透過率が顕著に減少する反面、反射率は向上する性質(サーモクロミズム)を利用した赤外線放射抑制機能材料です。本研究では、ナノスケールモスアイ構造を有する二酸化バナジウム薄膜に着目し、「電気的駆動力なしに直接的に光スイッチング機能」をもつ赤外線スマートウィンドウの開発を実施しています。
電気長の非常に大きな物体のレーダ断面積、アンテナパターンの計測は困難を極めます。このため、物体近傍の散乱電磁界を計測し、逆合成開口による画像処理後、遠方電磁界を数学的に評価する方法を確立、提案しています。
論文
「RCS Near-field to Farfield Transformation Estimation by Using GTD Target Models」(2018)『International Conference on Space, Aeronautical and Navigational Electronics 2018 (ICSANE2018)』SANE2018-77p.6.
「遠近傍界遠方変換における多重反射の影響について」(2019)『電 子情報通信学会技術研究報告(宇宙· 航行エレクトロニクス)』SANE2018-90p.6.
「近傍界遠方変換によるRCS およびアンテナパターンの計測」(2018)『電子情報通信学会技術研究 報告(宇宙· 航行エレクトロニクス)』118(135), SANE2018-25p.6.
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