リサイクル可能なエーテル系溶媒を用いる環境適合型有機合成法
有機合成化学における反応溶媒の役割は極めて重大であり,特に大規模な工場レベルでの製造プロセスでは,原料や試薬に対する相溶性に加えて,安定性,回収・再利用性,安全性,価格などに優れた溶媒が求められている.発表者は,今世紀に開発された日本発の疎水性エーテル系溶媒,シクロペンチルメチルエーテル(CPME)ならびに4-メチルテトラヒドロピラン(4-MeTHP)の基本有機化学特性を解明し,幅広い有機合成反応における溶媒としての活用法を提案した.
固体中をリチウムやプロトンを始めとするイオンが高速で拡散する物質(イオニクス材料)を開拓し、固体の利点や特徴を活かした新規反応の探索、次世代蓄電・発電デバイスの開発を行っています。
論文
「Arrangement of water molecules and high proton conductivity of tunnel structure phosphates, KMg1-xH2x(PO3)3yH2O」(2020)『RSC Adv.』10p.7803-7811.
「Synthesis, Structure and Ionic Conductivity of Garnet Like Lithium Ion Conductor Li6.25+xGa0.25La3-xSrxZr2O12」(2019)『Journal of The Electrochemical Society』166(3)p.A5168-A5173.
「Sintering behavior and electrochemical properties of garnet-like lithium conductor Li6.25M0.25La3Zr2O12 (M: Al3+ and Ga3+)」(2017)『solid state ionics』277p.69-74.
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