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ホーム視覚障害者の映画鑑賞のための骨伝導ヘッドフォンによる音声ガイド配信
SDGsの分類
研究テーマ
IT・IoT・AI・ロボティクスライフサイエンス
学科の分類
情報科学部情報メディア学科

視覚障害者の映画鑑賞のための骨伝導ヘッドフォンによる音声ガイド配信

情報科学部

情報メディア学科

マルチメディア応用研究室

平山亮 教授

骨伝導ヘッドフォン映画音声ガイド視覚障害者支援

視覚障害者が映画鑑賞するとき,セリフとセリフの間に説明音声が流れる音声ガイドをヘッドフォンで聴取する方法が主流であるが、ヘッドフォンで耳を塞いでしまうため、映画館のマルチチャンネル臨場感音声を楽しめないという問題があった。そこで、音声ガイドを耳を塞がない骨伝導ヘッドフォンで聞き、映画館の臨場感音声は直接耳で聞くシステムを開発した。

システム構成

  • 映画上映機材(映写機・スクリーン・スピーカー)
  • 音声ガイド再生・送出機材(音響再生装置・再生速度同期調整装置・FM送信機等)
  • 閲覧者用レシーバー(FMラジオ・骨伝導ヘッドフォン)
映画音声ガイドシステム構成図

映画音声ガイド視聴のしくみ

映画音声ガイドは、セリフとセリフの間などの無音区間に、情景を説明する音声を挿入して、視覚障害者でも映画の内容を理解できるようにするものである。映画館では、映画音声ガイド付き映画音声を会場全体にスピーカーから流す方式と、視覚障害者に受信機を渡して映画音声ガイドのみイヤフォンで聴かせる方式がある。イヤフォンの方式は、健聴者と同じ会場で映画を楽しめるという利点があるが、イヤフォンで片方または両方の耳を塞いでしまうため、せっかくの映画館の最先端の多チャンネル高臨場感音響を十分に楽しめないという欠点があった。この問題を解決するため、耳を塞ぐことなく、高臨場感音響を楽しみながら、映画音声ガイドを骨伝導で聴くシステムを開発した。

特徴

  • 映画館の多チャンネル臨場感音響を楽しみながら、同時に骨伝導ヘッドフォンで音声ガイドも聞ける。
  • 視覚障害者と健聴者が一緒の会場で同時に映画鑑賞できる。
  • 映画上映システムには一切影響を与えず、独立して視覚障害者用音声ガイド送受信を運用できる。

論文

「骨伝導ヘッドフォンによる視覚障害者への音声ガイド提示」(2015)平山亮『AESジャパンコンファレンス・名古屋2015』

研究者INFO: 情報科学部 情報メディア学科 マルチメディア応用研究室 平山亮 教授

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知的財産学部シーズ一覧

知的財産学部所属教員の研究シーズ一覧です.

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ROSを基盤とした研究、開発用の移動ロボット

移動ロボットの開発では、信頼性確保のために新規モジュールの開発は上位の各種ソフトウェアモジュール、スタック、ツール群を含めると膨大なコストとなる。ROSを活用することで、きちんと動作する、独自ハードウェアロボットの実装が容易となる。なお、移動ロボットの独自のハードウェアとロボットシステムとの間のドライバは、当然開発が必要となる。PSOCによりその部分の抽象化共通化を目指す。

荒木 英夫

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マイコンを組み込んだ機器を作成する際に、OSを用いるか用いないかは大きな問題である。ここでOSを用いる動機として、ハードウエアリソースの管理や通信、プロセス管理などがある。そこで、これらの機能を限定的にハードウエアで実装することによりシンプルで効率的な組み込みシステムの実現が可能であると考える。この考えを基に、これまでFPGA上に小さなマイコンを複数実装して、プロセス管理をハードウエアで実現するシステムを提案してきた。しかしソフトウエア開発環境が無いため実用的ではない。そこで、mrubyと呼ばれる組み込みマイコン向けの小型VM(Virtual Machine)をハードウエア化することにより、これらの解決ができると考えて研究を行っている。

水谷 泰治

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