川上村の微生物資源を利用した食品開発
水源地の森を始めとする豊かな自然に囲まれた奈良県川上村。川上村の植物や土壌、それから家庭のぬか床などから酵母や乳酸菌など、食品への応用が期待できる微生物の単離を行っています。これまでに16種の酵母、15種の乳酸菌を単離しており、現在はこれら単離した微生物資源をパンやヨーグルトの製造へ応用するべく、機能解析を進めています。
温暖化防止対策において、建築構造物に対する省エネが注目されています。特に、建築構造物の窓は熱損失が大きいため、日射遮熱性と日射取得性を高めることにより、冷暖房費負荷軽減に効果があります。二酸化バナジウム(VO2)は、熱的に誘発された相転移により近赤外透過率を変化させ、太陽熱流束を自動的に調整できます。本プロジェクトでは、可視光透明性に優れた極薄フレキシブルサーモクロミックフィルムの実用化を目指しています。
論文
「Characterization of the VO2 thin films grown on glass substrates by MOD」(2023)『IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials』 143 (2)p.54-62.
「MOD法によるガラス基板上へのVO2薄膜の低温成膜」(2024)『材料』73 (2)p.172-177.
「MOD法によるナノポーラスVO2薄膜を用いた赤外線スマートウィンドウ」(2023)『NEWGLASS』38 (3)p.26-28.
特許
特願2021-122757特開2023-018549「調光ガラス及びその製造方法、並びに、前記調光ガラスを構成する多孔質モスアイ構造の二酸化バナジウム薄膜」
特願2022-165164特開2024-058048「二酸化バナジウム薄膜の製造方法及び二酸化バナジウム薄膜形成用原料溶液」
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