高等学校普通教科「情報」の質向上を目的とした教材及び シラバスの作成
文部科学省高等学校次期学習指導要領解説情報編(平成30年度改訂)では,情報分野を学ぶ上で専門的な知識に触れ,それがどの様な仕組みであるかを知るための教育を重要視している.本研究では情報の科学的な理解を深め,情報分野に対する興味・関心を引き出すことをねらいとする高等学校情報科科目「情報I」で実際に活用でき,特定の環境を用意できる現場を助ける教材開発及びシラバスの作成を行った.
近年,人工知能・機械学習技術の発展もあり,これらの知能化技術をロボットの環境適応能力や自律性の付与の手段として用いることが期待されています.しかし,強化学習を含む機械学習は,一般的に多くの学習時間を必要とする根本的な問題を抱えています.従って,学習時間を短縮することが,実時間で学習する実ロボットにとって,特に解決すべき重要な課題です.私達は,遺伝的アルゴリズムの概念で説明した学習高速化手法を開発し,より高度なロボットの知能化の実現を目指しています.
論文
「実時間学習に向けた知識転移による二輪ロボットの学習時間の削減」(2020)『システム制御情報学会論文誌』33(12)p.317-319.
「学習時間の短縮に向けた状態価値を用いた知識転移手法」(2017)『電気学会論文誌C』137(9)p.1171-1176.
「転移学習における価値に基づく知識の選別」(2015)『システム制御情報学会論文誌』28(6)p.275-283 .
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