地域資源の活用による都市・地域更新の手法 2
現在、日本は拡大・成長の時代から、縮小・成熟の時代へと突入したと言える。もはや、スクラップ・アンド・ビルドによる都市更新の時代ではない。本研究室では、これからの時代における都市更新の手法について研究を行っている。身の回りに多く蓄積された「建築ストック」の活用を前提とし、さらには、成長の時代に蔑ろにされながらも命脈を保っている「地域性」を発見・増幅することによって、これからの「共同体」のあり方についても研究・提案を行っている。
本研究は、アメリカ作家J. D. サリンジャーの文学に描かれる「移動」に着目し、その多様性と特異性を明らかにするものである。アメリカ西部や南部への長距離移動を描く「ロード・ナラティヴ」の本流とみなされてきたのは、同時代のアメリカ作家ジャック・ケルアックであるが、サリンジャーの小説はケルアックの文学と少なからぬ共通項を有する。したがって本研究は、両作家作品の共通点を踏まえつつ、ケルアックとは方向性を異にするサリンジャー作品独自の「移動」の諸相を考察する。
論文
「Seymour—A Rebellion: Countercultural Glimpses in J. D. Salinger’s "Hapworth 16, 1924"」(2024)『中国四国英文学研究(英文学研究支部統合号)』20(XVI)p.1-8(253-260).
「J. D. サリンジャーの女性登場人物に見られる抵抗の身振り—ビート・ジェネレーションとの連関と乖離」(2022)『中・四国アメリカ文学研究』58p.17-28.
「Countercultural Representation of "the Orient": A Comparative Literary Study of J. D. Salinger and Jack Kerouac」(2022)『神戸英米論叢』35p.65-78.
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